十七格納庫

あなたの前(まえ)に何(なに)が見(み)える?
色(いろ)とりどりの魅力溢(みりょくあふ)れる世界(せかい)?
大事(だいじ)なものは目蓋(まぶた)の裏(うら)
こうして閉(と)じれば見(み)えてくる
点滅(てんめつ)してる光(ひかり)の中(なか)でも
あなただけは消(き)えなかった
大事(だいじ)なものは目蓋(まぶた)の裏(うら)から
そうして大事(だいじ)に覚(おぼ)えてる
私(わたし)はここよここに居(い)るの
厚(あつ)い雲(くも)がすぐそこまで来(き)てるわ
眠(ねむ)ってはだめ眠(ねむ)ってはだめよ
虚(うつ)ろな目(め)がまばたきを始(はじ)める
夢(ゆめ)を見(み)るにはまだ早(はや)いわ･･･
結局全(けっきょくすべ)ては信(しん)じること
離(はな)れることで近(ちか)くなった
絆(きずな)も今(いま)ははっきり見(み)える
私(わたし)だけが知(し)ってる場所(ばしょ)がある
大事(だいじ)なものは目蓋(まぶた)の裏(うら)から夢(ゆめ)じゃない
今(いま)すぐに見(み)つかる大事(だいじ)な場所(ばしょ)
私(わたし)はここよここに居(い)るの
一羽(いちわ)の鳥(とり)が弧(こ)を描(えが)いてゆくわ
黙(だま)ってはだめ黙(だま)ってはだめよ
夢(ゆめ)のつづきはその目(め)で見(み)ればいい

迷子(まいご)の私(わたし)は出口(でぐち)を探(さが)して
我(が)ム者(しゃ)ラに茨(いばら)を歩(ある)く
流(なが)れるこの血(ち)は溢(あふ)れた感情(かんじょう)
どうしてこんなに焦(あせ)っているの?
私(わたし)はここよここに居(い)るの
厚(あつ)い雲(くも)がすぐそこまで来(き)てるわ
眠(ねむ)ってはだめ眠(ねむ)ってはだめよ
虚(うつ)ろな目(め)がまばたきを始(はじ)める
私(わたし)はここよここに居(い)るの
一羽(いちわ)の鳥(とり)が弧(こ)を描(えが)いてゆくわ
逝(い)ってはダメよ逝(い)ってはダメよ
楽園(らくえん)なんてどこにもないわ
最後(さいご)は目蓋(まぶた)を閉(と)じる時(とき)･･･
ごめんなんて謝(あやま)る私(わたし)を許(ゆる)して･･･
幸(しあわ)せに堕(お)ちてゆく